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一日店長のやり方 ― いちばん重いのは、当日ではない

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一日店長でいちばん重いのは、当日ではありません。店を見つけることと、人を集めることです。当日の作業は教われば足ります。順番に見ていきます。

1. 店を見つける

道は3つです。

  • 一日店長を常に募集している店に申し込む。イベントバーと呼ばれる業態は、日替わりで人が立つことを前提に組まれている
  • 行きつけの店に相談する。関係ができていれば、いちばん話が早い
  • 募集をまとめているページや、SNSの募集投稿から探す。店側の窓口がSNSのDMだけ、ということもある

ここがいちばん工程の多いところです。条件を聞いて、空いている日を確かめて、自分の予定と合わせる。どれも相手のある工程なので、こちらの都合だけでは進みません。 複数の店に当たれば、そのぶん往復が増えます。

2. 条件を決める

店が決まったら、先に確かめておくことがあります。あとから揉めるのは、たいていこの4つです。

  • お金の形。場所代はかかるか、売上はどう分けるか、いつ受け取るか
  • 持ち込みの可否。飾りつけ、音楽、フード、物販をどこまで持ち込めるか
  • 時間。何時から何時までか。準備と片づけはその中か外か
  • 人数。何人まで入れるか。立ち見はありか
⚠️ 条件は募集ごとにまったく違います。「一日店長の相場は◯円」という言い方は できないので、必ず募集元に直接ご確認ください。

3. テーマを決める

何の日にするかを決めます。誕生日、活動の記念日、好きなものの話をする日、 特定の界隈の人が集まる日。テーマは、呼ぶための口実になります。「飲みに来て」より「◯◯の日をやるので来て」のほうが、声をかけやすく、 相手も来やすい。

決まらないなら、来てほしい人の顔を先に思い浮かべると早いです。 その人が来る理由になるものが、そのままテーマになります。

4. 告知する

ここが本体です。店が一日店長を受け入れるのは、あなたが連れてくるお客さんを見込んでいるからで、 集客は代わってもらえません。

  • 日時と場所を、最初の一行に書く。あとから探させない
  • 初めての人に向けて、いくらかかるかを書く。チャージや最低金額があるなら先に
  • 何時に行けばいいか、途中から来ていいか、途中で帰っていいかを書く
  • 当日にもう一度出す。予定は忘れられる

何日前に出すべきか、ひとつの正解はありません。相手の予定の埋まり方によるからです。 週末の夜に来てもらうなら、少なくとも予定が決まる前には知らせておきたい。 告知してから当日までが短すぎると集まらず、長すぎると忘れられます。

5. 当日

店に入ったら、まず教わります。どこに何があるか、注文をどう通すか、 会計をどうするか。ここは覚えれば済む話で、経験は要りません。 「常駐スタッフもいるのでお酒作った事なくてもOK」と書いている店もあれば、 「最初は研修として2人で」と決めている店もあります。

  • 準備——席をととのえる。持ち込んだものを置く。飲み物の場所を覚える
  • 営業中——注文を受けて出す。来た人と話す。写真を撮っておく
  • 締め——片づける。会計を合わせる。ゴミを出す

⚠️ ひとつ、構造として言えることがあります。注文を受けて、作って、出して、会計する——この作業が、 話す時間と同じ時間帯に入ってきます。 人が増えるほど作業も増えるので、来た人が多い日ほど、ひとりずつ話す時間は取りにくくなります。

6. 終わったあと

来てくれた人にお礼を伝えて、写真を出して、次があるなら知らせる。次に繋がるかどうかは、ここで決まります。一度きりで終わる人と、続けている人の差は、だいたい終わったあとの動きにあります。

つまずくところ

  • 店が見つからない。あるいは日程が合わない
  • 誰も来ない。告知が届いていないか、来る理由が伝わっていない
  • 来たけれど、ひとりずつ話せなかった。作業に追われる
  • 遠くて来られない人がいた。行ける距離にいる人しか呼べない

このうち1つめと4つめは、場所があることから来ています。店を探す手間も、来られる範囲が決まってしまうことも、 リアルの店に立つ以上は避けられません。

出典

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