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一日店長とは、普段そのお店で働いていない人が、一日だけ店に立つことです。ただしこの言葉は、まったく性格の違う2つのものを指しています。調べていて話が噛み合わないと感じるとしたら、たぶんその2つが混ざっています。
ひとつは、お店が販促のために有名人を招く形です。 新装開店や新商品の発売に合わせて、タレントやスポーツ選手、アイドルが 一日だけ店頭に立ち、たすきを掛けて写真を撮る。ニュースリリースになるのはこちらで、 「一日店長」で検索すると芸能人の名前がたくさん出てくるのはそのためです。
もうひとつは、誰でも一晩だけ店に立てる形です。 バーやカフェが場所と設備を貸し、立つ人が自分でテーマを決めて、 自分の知り合いを呼んで接客する。イベントバーと呼ばれる業態や、 「1日店長募集」を常に出しているお店や、日替わりで人が立つイベントバーが これにあたります。
このページで扱うのは後者です。前者は招かれる側に選択肢がなく、 自分から「やってみたい」と思って調べる対象ではないからです。
店によって幅はありますが、立つ人がやることは、だいたいこの4つに収まります。
いちばん重いのは、2つめです。設備も材料も店が用意してくれるので、当日の作業そのものは教われば足ります。 けれど来る人を集めるのは、立つ人の仕事です。 お店が一日店長を受け入れるのは、その人が連れてくるお客さんを見込んでいるからで、 そこは代わってもらえません。
店によって違います。よく見かけるのは、この3つのどれかです。
実際に募集を出しているお店を開くと、この4つがそのまま出てきます。「当店と金銭のやり取り等は一切発生しない」と書いている店、 「箱代・ノルマ無し」で売上に応じた報酬とだけ書いている店、店の在庫を売れば売上の3割、自分で持ち込んだものを売れば7割と 決めている店、家賃と光熱費を共有経費として分担する形の店。
全国に10店舗以上を展開しているイベントバーでも、「条件等は各店舗により異なります」と案内されています。同じ「一日店長」でも、条件は募集ごとにまったく違うので、 相場をひとつの数字で言うことはできません。
言葉が近いので混ざりますが、指しているものが少しずつ違います。
重さの順で並べると、一日店長がいちばん軽いと言えます。 一晩で終わり、店を持つわけでもなく、次を続ける約束もない。 「やってみたい」から実際にやるまでの距離が、いちばん短い形です。
呼べる人がいるかどうかで、ほぼ決まります。
逆に言えば、店の経験は要りません。お酒の作り方も会計も、当日教われば足ります。 店が見ているのは、あなたが連れてくる人のほうです。
やってみたいと思ってから実際に立つまでに、いちばん工程が多いのは店を探して、日程を合わせるところです。 募集を出している店を見つけて、条件を聞いて、空いている日を確かめて、 自分の予定と合わせる。相手のある工程が4つ続きます。しかもどこか1つで折り合わなければ、また最初からになります。
その部分を無くしてしまう、という選択肢もあります。
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