公開
コンカフェで一日店長を探すと、「ゲスト出勤」の募集に行き当たります。間違って別のページに来たわけではありません。この2つの言葉は、コンカフェではほとんど同じ枠を指しています。ただし、バーやカフェの一日店長とは、当日やることが違います。お金の決まり方も、開いた募集を見るかぎりでは違いました。
コンカフェの求人サイト「カフェるん」には、ゲスト出勤を募集している店を集めた索引があります。確認した日には「133件のゲスト出勤がヒット」と出ていました。
その中に、一日店長の募集が混ざっています。しかも別枠になっているのではなく、募集の題そのものが混ざっています。 この索引から6件を開きました。
「or」で選ばせる店、「ゲスト1日店長」と1語にしてしまっている店、 題には出さず本文で触れる店。呼び方が定まっていないというより、店の側が同じ枠として出していると読むほうが自然です。
なので、コンカフェで一日店長をやりたい場合、探す場所は「ゲスト出勤の募集」です。「一日店長」だけで探すと、バーやイベントバーの募集ばかりが出てきます。
いちばん違うのは、店を回すのか、席につくのかです。
バーやイベントバーの一日店長は、その一日、店の側に立つ形が中心になります。注文を受けて、 ドリンクを作って、出して、会計を合わせる。会話はその作業の合間に起きます。
コンカフェはもともとキャストが席について話す業態なので、 一日店長も同じ側に置かれます。あるこほりっく名古屋院は、仕事の内容を「お客様とお酒やソフトドリンクを飲みながら談笑」と書いていました。
もっとも、作業がゼロになるわけではありません。ウルフatふるむーんは「カウンター越しでお客様やファンの方と楽しくおしゃべりしたり、簡単なドリンクの作成、ご提供が主なお仕事です」と書いています。おしゃべりとドリンクの提供が、どちらも「主なお仕事」として並んでいます。カウンターに立つ形なのか、席につく形なのかは、店によって違うと考えたほうが安全です。
店によっては、話す以外のものも乗ります。PROJECT BOX はアイドル育成型を掲げていて、 ステージでのライブ、カラオケ配信、チェキ対応が仕事の中身に入っていました。 クラパラは業務に SNS 運用(Instagram、TikTok など)を挙げています。「コンカフェの一日店長」で一枚の絵にはなりません。
バーやイベントバーの一日店長は、お金の流れる向きが店によって逆になります。こちらが箱代を払う店もあれば、売上に応じて受け取る店もある。 そこは費用と取り分の記事に4つの型として並べました。
今回開いたコンカフェの募集6件では、こちらが払う形が1件も出てきませんでした。ただし、ゲストの条件としていくらなのかまで読み取れたのは2件だけです。
ここで「コンカフェなら払わなくていい」とは言えません。6件はコンカフェ全体ではありませんし、そもそも求人サイトに募集を載せている店という偏りがあります。半分は金額を書いていなかったという事実のほうが、 応募前に知っておく意味があります。
ただ、そうなりやすい理由は構造から言えます。席について話す形だと、売上は自分が接客した結果として立ちます——キャストドリンク、チェキ、シャンパン。 店の在庫を売った結果ではないので、場所を貸すという発想になりにくいわけです。 バー側で箱代やノルマが出てくるのは、売っているのが店の商品だからです。
バー側の募集を並べたときは、集客について何と書いてあるかが店によって違い、 明示していない募集もありました。 今回開いたコンカフェの募集では、6件のうち5件が、宣伝について何かしら書いていました。
書き方には幅があります。「必ず」と条件にしているのが2件、 あとは宛先や工程や業務内容として触れているだけです。 それでも、宣伝を立つ側の仕事として書いている点は共通しています。 これはバーの一日店長と同じで、業態が変わっても、集客がいちばん重いところは変わりません。
コンカフェ特有なのが衣装です。開いた募集では、 京都三条花の如くが「お店のコスプレ衣装を着て(衣装持ち込みもOKです)」、 ウルフatふるむーんが「衣装は無料で貸し出しいたします」、 PROJECT BOX が全5色から選べるオリジナル衣装、 あるこほりっく名古屋院が「完全オーダーメイドのかわいい衣装」、 クラパラが童話モチーフの制服を掲げていました。いずれも店が用意する形です。
年齢はばらけていました。「18歳 ~」が4件、「18歳 ~ 38歳」が1件、「16歳 ~」が1件。上限を置いている店があることと、下限も一律ではないことは、応募前に見ておく値です。
コンカフェの一日店長でやっていることのうち、席について話すところは、画面越しでも成立します。一方でドリンクを作って出す作業は、そのままでは持ってこられません。カウンターに立つ形を求めている店もあったので、まるごと置き換わるとは言えません。
無くなるのは、場所・交通・営業時間の縛りです。 店を探して条件を合わせる工程も、その日に空いている店を見つける工程も要りません。 ⚠️ 衣装はここに入れていません。開いた6件はどれも店が用意する形だったので、もともと立つ側の負担ではなかったからです。
変わらないものは宣伝です。 オンラインでも、その日に来てくれる人を呼ぶのは開く側の仕事で、 ここはどの形でも同じです。
Talk & Sip は、この席について話すほうだけを持ってきた形です。 お客さんは入店したあと自分の席で待ち、店主が席を順番に回って1対1で話します。コンカフェの経験がある方は、コンカフェのゲスト出勤をオンラインでのほうが話が早いかもしれません。席・チャージ・キャストドリンクの語がそのまま通じます。
この記事を書くにあたって開いたページです。に確認しました。掲載内容はその後に変わることがあります。